【速報】コロンビア海軍、コカイン6トン超を押収 エクアドル人3名拘束
2025年5月24日、南米コロンビアの海軍当局は、南西部トゥマコ市周辺において、違法薬物コカインを計6トン以上押収したと発表しました。押収量は、末端価格に換算して約430億円相当と見られており、同国における麻薬取締りの中でも近年稀に見る規模です。
当局によると、今回の摘発は2日間にわたる大規模作戦の結果であり、以下の2地点にて薬物が押収されました。
農村地帯の地中より:約3トンのコカインを発見・押収
沖合約150キロの海上より:約3トンのコカインを積載した船舶を拿捕
また、押収された船には3名のエクアドル人が乗船しており、同時に身柄を拘束されています。捜査当局は、今回の押収品が国際的な麻薬密輸ネットワークによる輸出ルートの一部である可能性が高いと見て、関係国と連携して組織的背景の解明を進めています。
________________________________
本フォーラムよりコメント
今回の事案は、コカインの主生産国であるコロンビアにおいて、陸上・海上を駆使した多段階的な密輸手法が依然として活発に機能している現実を示しています。とくに、地中への隠匿と沖合輸送の同時摘発は、麻薬取引が単一ルートではなく、分散化・巧妙化している兆候といえるでしょう。
また、外国人関係者の関与は、コロンビア国内にとどまらない国際的な麻薬犯罪構造の一端を示すものです。当フォーラムでは、こうした摘発情報を通じ、引き続き南米・中米ルートの動向、日本やアジアへの波及リスクの早期察知と警戒強化に努めてまいります。
________________________________
🔗 参考出典:テレビ朝日ニュース「南米コロンビアでコカイン6トン超を押収 430億円相当」(2025年5月27日公開)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000427733.html